ーSchneider Weisse―
シュナイダーヴァイセ
ヴァイツェン(小麦)ビール醸造で名高い、ドイツの名門ブルワリー
シュナイダーヴァイセは、ドイツの南部ケールハイムに醸造所を置く家族経営の醸造所です。
1872年、王室の専売特許であったヴァイツェンビール(小麦ビール)の醸造権を、初代ゲオルク・シュナイダーが購入して醸造を開始しました。
醸造所はもともとミュンヘン市内にありましたが、第二次世界大戦で醸造所に甚大な被害を受けたため、ミュンヘンから100キロほど離れたケールハイムに新たな醸造所を構えました。シュナイダーヴァイセは今もなお醸造当時の1872年から受け継がれる伝統的レシピを守り、昔から変わらぬ手法でビールを造り続けています。
シュナイダーヴァイセ直営のレストラン、ヴァイセスブロイ ハウス(Weisses Bruhaus)は、シュナイダーヴァイセ発祥地のミュンヘン中心部にあります。ここは観光客を問わず地元の人達にも大人気で、明るいうちから多くの人達がシュナイダーヴァイセのビールを片手に、ミュンヘンの伝統料理に舌鼓をうちます。なかでも大人気なのは白ソーセージこと、ヴァイスヴルスト。これは正午までの限定品メニューですので、食べたい人は是非早起きをして行ってみてくださいね。ちなみにレストランには日本語メニューもあるので、言語に不安がある方も安心してご注文いただけます。
ドイツには「ビールの原料は【麦芽・ホップ・水(後に酵母が追加される)】のみとする」、という「ビール純粋令」があります。
この「ビール純粋令」は施行後何度か改正され、1987年には「ビール純粋令」はドイツ国内で醸造・消費するビールのみに適用し、
ドイツに輸出入されるビールには適用されないことが決定しました。
この改正により、「ではビール純粋令なんて意味が無いのでは?」と、思う方もいるかもしれません。
しかしドイツの醸造所の多くは、今もなおこのドイツ純粋令頑なに守ってビールを造っています。
シュナイダーヴァイセも同様にこの「ビール純粋令」に従い、【麦芽・ホップ・水・酵母】だけでビールを製造しており、
ビールの 原材料のほとんどは、醸造職人が最高品質と判断した地元の契約農家が栽培したものを厳選して使用しています。
各国で開催されるビアコンペティションで賞を獲得し、ヴァイツェンビール醸造において確固たる地位を確立しているシュナイダー・ヴァイセは、
本国ドイツのみならず、世界各国のビール愛好家を魅了しています。